- 2025.09.24
大型トラックルート配送はどんな仕事?

大型トラックを使ったルート配送の仕事は、物流業界に欠かせない重要な役割を担っています。中型・小型トラックのルート配送と基本的な流れは同じですが、車両規模や運転技術、配送先の特徴において違いがあります。この記事では、大型トラックのルート配送に焦点を当て、仕事内容やメリット・デメリットを解説します。
大型トラックのルート配送とは
大型トラックのルート配送とは、大型自動車免許を取得したドライバーが決められたルートを定期的に回り、商品を安定的に届ける仕事です。
宅配便のように不特定多数の顧客に配送するのではなく、主に以下のような拠点を繰り返し訪問します。
- 大型物流センター
- スーパーや量販店の配送センター
- 工場や倉庫
扱う荷物は食品・飲料、日用品、工業製品など多岐にわたり、大量の荷物を一度に運べるのが大型配送の特徴です。
具体的な仕事内容
配送前の準備作業
商品の積み込みでは、パレットやフォークリフトを使うケースが多く、手作業の負担は中型車に比べて少ない場合もあります。
また、車両点検も欠かせません。大型車はサイズや重量が大きく事故リスクも高いため、タイヤ・ブレーキ・灯火類・オイル類のチェックは特に重要です。道路運送車両法に基づき、事業用車両は運行前点検と記録が義務付けられています。
配送業務
決められたルートに沿って配送先を回ります。大型配送は主に「センター間輸送」が多く、1日の配送件数は中型に比べて少ない傾向にあります。
荷降ろしはフォークリフトやパレットで行う場合が多いですが、業種によっては手作業での積み下ろしも発生します。
帰庫後の業務
配送終了後は伝票整理や結果報告、未配送品の確認を行います。さらに、翌日の積荷確認、車両清掃、燃料補給なども重要な業務です。
大型トラックルート配送で働くメリット
- 安定した勤務スケジュール:ルートが固定されているため、勤務時間の見通しを立てやすい。
- 高収入につながる:大型免許が必要なためドライバー不足が深刻で、給与水準は中型・小型より高い傾向。
- 運転スキルの向上:大型車両の運転経験はキャリアアップにつながり、他の物流業務でも評価されやすい。
- フォークリフトなどの資格活用:荷役作業で資格を活かせる環境。
- 社会的安定性:生活必需品を扱うため、仕事がなくなりにくい。
大型トラックルート配送で働くデメリット
- 免許取得のハードル:大型免許は費用・条件が高く、取得までに時間がかかる。
- 体力的な負担:荷降ろし作業がある場合、腰や膝に負担が大きい。
- 運転の難しさと責任の重さ:死角が多く事故リスクが高いため、集中力と技術が求められる。
- 交通渋滞や天候リスク:遅延の影響が大きく、時間管理にストレスがかかる。
- 拘束時間が長くなりやすい:センター間輸送では長距離運転になりやすい。
大型トラックのルート配送に向いている人
大型車の運転に興味があり安全運転を徹底できる人、責任感を持って時間を守れる人、長時間の運転でも集中力を維持できる人、体力や持久力に自信がある人に向いています。
ロアロジの大型トラックルート配送ドライバー
大型トラックのルート配送は、社会に欠かせない物流を支える重要な仕事です。中型や小型のルート配送と共通する部分も多いですが、免許要件・運転難易度・配送先の特徴・収入水準に違いがあります。
責任は大きいものの、安定性とやりがい、そして高収入の可能性を兼ね備えた職種です。大型免許の取得を目指す方や、物流業界で長くキャリアを積みたい方におすすめです。